[1] 本工法に用いられる各々の材料は以下の性能を有している。
�@下地処理材を含む断面修復材は、断面修復材試験結果から、硬化収縮率が0.05%以下、既設コンクリートとの付着強度が1.5 N/ｍ�u以上および圧縮強度が38.0N/ｍ�uを有している。
�A積層された塗膜試験結果から、遮塩性が1×10（-3乗）mg/c�u・day以下、防水性が3.5g/�u・day以下、既設コンクリートおよび断面修復材との付着強度が1.0 N/ｍ�u以上、ひびわれ追従性が0.6mm以上であり、かつ耐候性および耐アルカリ性を有している。

[2] 施工マニュアルに従って施工され、10年以上経過したすべての橋梁12橋に関する耐久性の確認調査結果から、損傷区分�V、�Wのコンクリート構造物に適した場合、10年はひびわれ：なし、ふくれ：全体面積の3%以下、点錆：0.6個所/10�u、
はくり：なし、の耐久性を有してると認められる。

[3] 施工マニュアルの内容および技術研修制度の資料から、本工法の性能を確保するために施工マニュアルが整備されており、かつ的確な施工が行なわれる体制が定められているものと認められる。